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先生の思い その1

「給食残さず食べなさい」…完食指導で児童5人嘔吐 50代教諭を厳重注意処分 岐阜市教委

昨年2017年9月、こんなニュースが流れましたが、ご覧になりましたか?

私は先日初めて知りました。子供が産まれてから、テレビから遠ざかる生活になってしまい、
話題になっているニュースを知るまでに、だいぶタイムラグがあります、、、



ニュース本文からそのまま抜粋しますと

「岐阜市の市立小学校で、50代の教諭が児童に給食を残さず食べるよう指導し、今年7月までに1、2年生の計5人が嘔吐していたことが26日、市教育委員会への取材で分かった。」

とのことでした。

市教委の聞き取りに対して、50代教諭が話したことは、

「好き嫌いがないように励ます気持ちだった。無理に食べさせることはしていないが、児童に申し訳ない」




唐突ですが、

私たちが子供の未来を考えた時に、心に浮かぶことは、何でしょうか?



立場の違いはあっても、

子供がただ幸せであってほしい、と、純粋に願っているのではないでしょうか?


ニュースになった先生も、「好き嫌いのある人間になってしまったら、将来この子が困ることになるから、私が厳しく指導して、好き嫌いのない子にしてあげなくては、、、」

という思いがあったのではないかと思います。


ですが、給食の完食指導のみならず、大人が子供に行動を強制することは、決してあってはならないことだと思います。たとえそれが教育の現場であったとしても。
(私自身が親として、そのように出来ているかは今は棚の上に置いておきます、、、)



もちろん、命に関わることであれば、
(たとえば危ないものを振り回して、まわりにケガをさせてしまいそうな時、手を引っ張ってでも止めさせる、など)大人が強制的に行動をさせる(あるいはやめさせる)こともあるでしょう。

ですが、1年生や2年生の児童が給食を残したことで、困ること、困る人はいるでしょうか?

(困ること、として、食べ物を粗末にしてはいけないという理由で完食指導する先生もいるようですが、
食べられないものを完食させられることで果たして、子供は食べ物のありがたみが分かるようになるのでしょうか?)

先生が、生徒に対して、
「好き嫌いがないように励ます気持ち」で、吐くほどに完食指導するということは、先生が子供の悪い将来(=好き嫌いがあって食事に困っている将来)を推測しているからだと思います。そしてその悪い将来を推測して、先生が困っています。


ですが、

先生には、子供の悪い将来を推測するのではなく、子供自身のもつ力を信じて欲しいと私は願っています。

完食を強制するというやり方では、先生の「励ます気持ち」を子供が感じることは難しいでしょう。

では、先生はどうしてこういった指導をしてしまうのでしょうか?
それについては、うちの給食嫌いの末っ子のことも合わせて、また続きの記事で書きたいと思います。
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コメント

No title

はじめまして!

ブログにコメントありがとうございました。
ためになるなんて言っていただいて
とても嬉しかったです♪

給食、私も小さい頃は好き嫌いが
沢山あったので大変でした。
今よりも昔って、全部食べて当たり前
みたいなところあったからなぁ。

最近は小学校も無理に食べさせないって
いう風潮にあるみたいですが・・・。

うちは園内で給食を作っているので
かなり美味しくて食べやすいと思います。
仕出し弁当だと、私も残すかもなぁ。

またよかったら遊びにきてくださいね~!!

Re: No title

コメントありがとうございます!
現役の幼稚園の先生からコメント頂けるなんてとっても嬉しいです(*^-^*)
上の子たちの通う小学校も、無理に食べさせる風潮はなく、子供たちも給食が大好きです!(^^)!

園内で給食を作っているの、とても素敵ですね。お昼が近づくときっといい匂いが
漂ってくるんでしょうね!
これからもブログ記事を参考にさせてもらいますね~!

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プロフィール

Lynnママ

Author:Lynnママ
こんにちは!

幼稚園が大嫌いな末っ子くん。とうとう行かなくなってしまいました。

同じような境遇の親御さんたちと思いを分かち合いたいと思って、書いています。

幼稚園や、先生を追求しようという気持ちはありません。

ブログを読んだ感想など、
お気軽にコメントくださいね!